「合宿免許って、何日くらいで取れるの?」
そんな疑問を持つ人は多いです。
- できるだけ早く免許を取りたい
- 仕事や学校の都合で延長は避けたい
- なるべく安く抑えたいから時期も知っておきたい
・・・そんなふうに思ったこと、あなたにもあるかもしれません。
実際、僕が教習所で働いていた頃も、通学生から「合宿だと何日で卒業できますか?」という質問は非常に多かったです。
この記事では、元教習指導員の目線から、最短・平均・延長のリアルな実例を含めて「合宿免許の期間」を徹底解説していきます。
さらに、あなたの条件に合った教習所の選び方についてもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。
合宿免許の期間はどれくらい?
合宿免許の卒業までの日数は、教習所や人によって大きく異なります。
まずは基本となる「普通車(AT・MT)」での最短〜平均的な卒業日数を把握しておきましょう。
合宿免許の期間を最短で卒業するには?
もっとも早く卒業できるケースは以下の通りです。
- 普通AT車:最短14日間
- 普通MT車:最短16日間
これがいわゆる“最短プラン”で、どの教習所もこの日数を基準にスケジュールが組まれます。
ただし、この日数で卒業できる人は限られており、以下の条件を全て満たす必要があります。

「スケジュールはかなりキツキツでしたが、羽目を外しすぎず予習・復習をしっかりしたら最短日数で卒業できました」
合宿免許の平均的な期間は?
僕自身3つの合宿を実施している自動車学校で10年ほど勤務し、何千人もの合宿生を見てきました。
その中での体感としては、9割くらいの生徒さんは最短日程で卒業して、1割くらいの生徒さんが延長してしまうイメージです。
延長した場合は以下のような日数です。
- 普通AT車:15〜16日程度
- 普通MT車:17〜18日程度



ぶっちゃけた話をすると、自動車学校側もビジネスの側面もあるので基本的には最短で卒業して欲しいと思って対応しています。(どんどん卒業してもらって次の生徒を入れた方が利益が増えるので)
ですが、どうしようもない失敗をされてしまうと法律が絡むので教習を伸ばしたり検定で不合格にせざるを得ないといった感じです。
不安があったらスタッフにガンガン相談しつつ予習・復習に努めましょう。
合宿免許が延長になるパターンは?
延長になってしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
- 修了検定(仮免)や卒業検定の不合格
- 技能教習の「見極め」で再講習が必要になる
- 寝坊や体調不良による欠席
- 学科のテストが点数が取れずに検定が受けれない
- 天候や機材トラブルによる進行遅延(これはかなりレア)



「修了検定で脱輪しちゃったせいで検定不合格で、2日延泊になってしまいました」
合宿免許は時期や地域によっても期間は変わる?
「合宿免許って、どの時期に行っても同じでしょ?」と思っていませんか?
実は、申込時期や教習所の立地によって、卒業までにかかる日数やスムーズさは大きく変わるんです。
「せっかくなら早く取りたい」というあなたにこそ、このパートは重要です。
繁忙期と閑散期でここまで違う
合宿免許は通年で実施されていますが、時期によって「混み具合」と「進みやすさ」にかなり差があります。
この時期は、技能教習の予約が取りづらく、
少しのミスでも「次の教習は2日後」など、一発で延長確定になってしまうことも。



「春休みシーズンに行ったら、教習所全体がパンパンで。技能の予約も“明後日しか空いてません”みたいな状態で、焦りました」



そもそも教習の枠に空きがないので、不注意などで欠席されてしまうと次の教習がその日に受けられないパターンもあります。
一方で、5月・6月・11月などの閑散期は人が少なく、
教習の予約もスムーズ。コースも空いていて練習もかなりしやすいので、最短卒業を狙うなら断然おすすめです。



教習生が少ない時期は、教官の負担も減って一人ひとりに時間をかけやすいんです。その分、丁寧に見てもらえて上達も早くなるので、卒業までが本当にスムーズなんですよ。
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地域ごとの教習所システムにも違いがある
時期だけでなく、教習所のある地域によっても、検定や休校日のスケジュールが大きく異なります。
例えば、
- 検定日が週2回しかない
- 日曜日は完全休校で教習が進まない
- 観光地近くで混雑や変則日程になりやすい
こういった教習所では、たとえ技能が順調でも、「検定がいつ受けられるか」によって卒業日が左右されるんです。



「遠方の教習所に行ったら、週末が祝日と重なって教習が3日間休みで…。最短だったら絶対アウトだったと思います」



入校前に「検定は何曜日?」「日曜は教習ある?」といったスケジュールの基本構造を聞いておくと、延長トラブルをぐっと減らせますよ。
合宿免許の期間が延びる原因とスケジュールのコツ
「気をつけていれば、予定通り卒業できるだろう」
そう思っている方は要注意です。合宿免許のスケジュールは意外と繊細で、たった1コマの遅れが数日の延長につながることもあります。
このパートでは、卒業までの流れと、合宿免許の期間を延ばさずに済むコツをお伝えします。
卒業までの基本的な流れ
合宿免許は、入校したその日から綿密にスケジュールが組まれています。多くの教習所では、以下のような流れで進行します。
- 1日目:適性検査・オリエンテーション
- 第1段階(学科&技能)→ 修了検定 → 仮免許
- 第2段階(学科&技能)→ 卒業検定 → 卒業証明
- 地元の免許センターで学科試験を受けて免許取得完了



「2日目の朝に寝坊して1限目を落としたら、そのせいで“見極め”がズレて卒検が翌週に…。あれで一気に3日延びたのがキツかったです」



僕が勤務していた地域の自動車学校では合宿生は入校した日の夕方に技能教習が2時間入っているのが普通といったところが多かったですね。
延長(延泊)になりやすいタイミングとは?
合宿免許の期間が延長となりやすいポイントは以下のような感じです。
- 修了検定・卒業検定の不合格
- 学校内の学科の小テストが受からず検定申し込みができない
- 技能教習の“見極め”が通らない(=再講習)
- 体調不良・寝坊などで欠席、スケジュール全体にズレ発生
技能が順調でも、検定の実施日が限られている教習所では、次の検定まで3〜5日空くこともあります。



閑散期だとある程度無理やり教習の枠を入れ込んでくれて延泊を免れることがありますが、繁忙期だと何かしらミスやトラブルがあると延泊となってしまうので要注意です。
合宿免許の期間を最短で終わらせるために
合宿免許では、「生活の質=教習の質」です。
実力だけでなく、以下のような日常的な習慣が、予定通りの卒業に直結していきます。
- 夜ふかしを避け、毎日決まった時間に就寝・起床
- スケジュール表を毎晩・朝にチェック
- 苦手項目はYouTubeで復習
- 教習の空き時間に、教官に質問するクセをつけておく



明らかに羽目を外して寝不足になり教習中に集中力を欠いてミスをしてしまう教習生はよくいます。規則正しい生活を意識しましょう。
この記事のまとめ(合宿免許の期間について)
今回の記事では、合宿免許の期間について、最短・平均・延長の実例や、時期・地域による違い、卒業までの流れとそのコツまで幅広く解説してきました。
以下にポイントをまとめます。
- 普通ATの最短期間は14日、MTは16日が基本ライン
- 一個ミスをして延泊すると大体ATで15〜16日、MTで17〜18日
- 検定に落ちると次の枠まで数日空くこともあり、最大1週間以上延びるケースも
- 繁忙期(2〜3月/7〜8月)は混雑による延長リスクが高く、閑散期の方がスムーズに進みやすい
- 地域によって検定日や教習スケジュールの違いがあり、事前確認が非常に大切
などといった感じです。
最短日数で卒業できれば、予定通りに仕事や学校へ戻ることができて、コスト的にも余計な負担はかかりません。2週間という短さで運転技術を一気に習得できるのは、合宿免許ならではの魅力です。
でも逆に、「安さだけで教習所を選んで失敗した」「繁忙期に詰め込みスケジュールで申し込んだら延泊して学校を休む羽目になった」…という声も少なくありません。
だからこそ、あなたの条件に合った教習所を選ぶことが最も重要です。
そのために僕が推奨するのは、プロに相談して、自分に合う教習所を“提案してもらう”という方法です。
「期間は短く、でも延長は絶対に避けたい」そんなあなたにこそ、“プロに頼って正解”な時期や教習所がきっと見つかります。
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本当にたくさんの教習生を見てきましたが、「教習所選びで9割決まる」と思ってます。卒業までを逆算して考えてくれるスタッフがいるかどうかで、合宿免許生活はまるで変わりますよ。
焦らず、でも確実に。
後悔のない合宿免許生活をスタートさせましょう。応援しています!